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Internal Matrix Technique

【読み】:いんたーなる まとりっくす てくにっく
【英語】:Internal Matrix Technique
【書籍】: 誰でも治せる歯内療法 歯内療法専門医が1から明かすテクニック
【ページ】:104

キーワード解説:

穿孔部封鎖のテクニック.穿孔部の位置をマイクロスコープ下で確認後,感染象牙質を低速切削用バーや超音波チップで除去し,次亜塩素酸ナトリウムにて洗浄する.肉芽組織が根管内に侵入している場合は,水酸化カルシウムを根管内に貼付すると,次回来院時に肉芽組織が退縮しているので処置が容易となる.穿孔部を滅菌ペーバーポイントで乾燥させ,マイクロスコープ下でプラガーなどを使用しマトリックスとなる材料を穿孔部から歯周組織側に充填する.出血をコントロールし,穿孔部封鎖材の接着性・辺縁封鎖性を確実にするためにマトリックス材を充填するので,確実に止血が確認できるまでマトリックス材を充填しなければならない.また封鎖材の歯根表面外への溢出防止という観点からマトリックス材を歯根表面と同レベルまで緊密に充填する.近年は、マトリックス材としてカルシウムサルフェートや吸収止血剤などが,封鎖材には接着性レジンやプロルートMTA,SuperEBAセメント,グラスアイオノマーセメントなどが使用されている.