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インプラント埋入部位の治療計画

【読み】:いんぷらんとまいにゅうぶいのちりょうけいかく
【英語】:treatment planing for implant placement site
【書籍】: 歯科インプラント治療ガイドブック
【ページ】:47,49

キーワード解説:

診査・診断に基づくインプラント埋入部位(インプラントサイト)の状態をもとに立案される治療計画のこと。まずは埋入部位に診断用ステントを装着し、断層エックス線撮影を行って、詳細な骨量の診査結果を踏まえたうえで立てられる。立案にあたってのチェック項目は、(1)両隣在歯間に十分なスペースがあるか、(2)埋入方向・部位の骨量は十分にあるか、-下歯槽神経管までの距離は12mm以上あるか、-上顎洞底までの距離は15mm以上あるか、-骨の水平的な幅は7mm以上あるか、(3)埋入方向に隣在歯歯根はないか、(4)隣在歯・対合歯に対する埋入方向は理想的であるか、(5)下顎枝に近接していないか、である。以上の項目に問題のない症例は、骨造成(増生)あるいはその他の特殊な処置は必要ない。また、埋入方向・部位の若干の変更のみで対処できる場合は、上部構造物をどのようなものにするかを結論づけたうえで、最終的な埋入方向を決定する。