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歯科用コーンビームCT

【読み】:しかようこーんびーむしーてぃー
【英語】:Dental cone-beam CT
【書籍】: the Quintessence別冊 インプラント YEAR BOOK 2008
【ページ】:10

キーワード解説:

2001年以降、世界中で多くの機種が開発・販売されている、歯科領域に特化したCT装置。二次元センサー(II管やFPDなど)に対し、X線を円錐状に照射してデータを取得するため、1回転の撮影で三次元画像を作成できる(医科用CTでも現在販売されているものでは、256列といった多列検出器もあるため、ほぼ同じことが言える)。歯科用コーンビームCTのメリットとしては、(1)座位型・立位型が多いので設置面積を取られない、(2)医科用CTのセンサーに比べるとノイズは多いものの、検出器の素子が小さく細かい寸法精度が得られる、(3)被曝量が少ない、などが挙げられる。また、2007年時点でのデメリットとしては、(1)CT値が出力されない、(2)金属アーティファクトが多い、(3)保険算定ができない(II管との併用でパノラマの保険算定のできる機種は出ている)などが挙げられる。