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医療法人設立のデメリット

【読み】:いりょうほうじんせつりつのでめりっと
【書籍】: 歯科医院経営実践マニュアル『キャッシュ最大化計画 これであなたも「金持ち歯科医」になれる』
【ページ】:61~64

キーワード解説:

医療法人設立にはメリットだけでなく、デメリットもある。主なデメリットとしては次の点があげられる。(1)余分な経費や税金が発生する。医療法人になれば、社会保険(健康保険と厚生年金)が強制加入で、保険料の半分が事業主負担となるため、スタッフの多い医院はかなりの負担となる。(2)接待交際費が損金不算入となる。そのため、接待交際費の多い医院は、経費にできる金額が減ってしまう。(3)最大のデメリットは、出資限度額の払い戻しである。第5次医療法改正により、今後設立される医療法人は、解散にあたって、出資限度額を超えるものについて返ってこなくなった。そのため、医療法人を解散するにあたっては、退職金の支払等で計画的に資産の移転を考える必要が出てきた。ただし、改正前に設立された医療法人は、この出資限度額は適用されない。