キーワード解説：

組織再生誘導法、そして骨再生誘導法に使用する遮蔽膜は当初、非吸収性で遮蔽膜除去のための二次手術が必要であった。この二次手術をなくすために吸収性膜が開発された。主としてポリ乳酸/ポリグリコール酸などの高分子や、ウシ由来コラーゲンから作られている。二次手術の必要性がないため、患者への負担も少なく、遮蔽膜除去時に再生組織を損傷することもない。さらに露出のリスクが比較的少ないなどの利点を有する。吸収性のため長期間のスペースの確保には不向きであること、遮蔽膜除去時に実際の骨再生の状態が確認できないことなどが欠点として挙げられる。