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エフ・ケー・オー

【読み】:えふ・けー・おー
【英語】:FKO (Funktionskieferorthopädie)
【書籍】: 臨床家のための矯正YEAR BOOK ’08
【ページ】:52

キーワード解説:

機能的顎矯正装置の一種で、アクチベータ、アクチバトール、バイオネータともよばれている。Andresen & Häupl(1936)により、上顎前突(下顎遠心咬合)の治療のために開発された単純な矯正装置で、レジンのブロックと唇側誘導線から構成される。下顎を前下方に誘導した位置(構成咬合位)で装置を作製し、これを噛み込むときの咬合力を利用して下顎の「前下方誘導」と「上顎前歯の舌側移動」を図る。
上顎前突に対する「オリジナルなFKO」の使い方は、「臼歯咬合面部を削合して口腔内に装着し、下顎骨の前下方誘導と上下顎臼歯の挺出を図って咬合を挙上させる」のだが、「噛みしめ型FKO」の使い方は、「臼歯咬合面部を削合せず噛みしめさせることで、咀嚼筋の機能を賦活させ、結果として下顎枝と下顎骨体の成長促進を図って咬合を挙上させる」のである。