キーワード
キーワード解説:
危険因子とは、通常は縦断研究により確認された環境的、行動的および生物学的因子であり、これらの因子が存在する場合には、疾患の発病の可能性を直接的に増大させるが、これらの因子が存在しないか除去された場合には、その可能性を減少させるものである。ただし、いったん疾患が起こってしまった場合、危険因子を除去しても病変が治癒しないこともある。歯周病においては、プラーク中の歯周病原細菌を主体とする局所因子に加え、全身因子、心理・社会因子、ライフスタイル因子などの危険因子が複雑に関与している。