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キーワード解説:
骨膜剥離子などを用いて歯槽骨から剥離して形成される、歯肉、歯槽粘膜および骨膜を含む全層の歯肉弁。粘膜弁などに比べて形成が容易であるとされ、歯周外科、インプラント治療、抜歯をはじめ多くの術式において広く応用されている。臨床において注意すべき点としては、粘膜骨膜弁を形成したのちに減張切開を行う場合、メスを深く入れすぎないことが挙げられ、500μm程度の深さで切開を加えると、ほとんど出血なく骨膜減張ができ、粘膜骨膜弁への侵襲を最小限にとどめることができる。