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点接触咬合

【読み】:てんせっしょくこうごう
【英語】:point contact occlusion

キーワード解説:

点接触咬合とは、咬頭嵌合位における上下顎臼歯部が点と点によって接触している咬合のことである。点接触咬合は面接触と比較して上下顎の歯の接触面積が小さく、各接触点にかかる咬合圧を軽減でき、歯周組織に対する負担を小さくできる。また、咬合面上に集められる咬合圧は増大されるため、小さな力でも咀嚼効果を高めることができる。
そのため、歯冠修復においては点接触咬合を付与することが理想ではあるが、実際の臨床で理想的な点接触咬合(とくに3点接触)を獲得することは難しい。しかし、この原理を念頭において、安定した咬合接触で接触面積の小さい咬合関係を構築するような修復物製作を行うことはきわめて重要である。