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線維性異形成症

【読み】:せんいせいいけいせいしょう
【英語】:fibrous dysplasia
【書籍】: 口腔顎顔面痛の最新ガイドライン 改訂第4版―米国AAOP学会による評価、診断、管理の指針―
【ページ】:158

キーワード解説:

線維性異形成症は下顎骨と上顎骨、またはそのいずれかの良性の緩徐性成長膨化で、特徴的な渦巻き状を呈する幼弱な非層板骨の小柱を含む、線維性結合組織の存在によって特徴づけられる。エックス線的には、この病変は骨と線維組織の比率により、不透明なスリガラス状から透明状まで変化する。通常、歯の位置異常はなく、骨皮質は正常で上下歯列の咬合異常もない。本病変は特に小児と若年者に発生し、骨格的に成熟した状態になると非活動性になる。もっとも一般的な治療法は外科療法である。