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智歯周囲炎

【読み】:ちししゅういえん
【英語】:pericoronitis of wisdom tooth
【書籍】: Dr.佐藤とリチャードの臨床で使える歯科英会話
【ページ】:10

キーワード解説:

智歯周囲組織の炎症。萌出途中あるいは半埋伏の状態にある智歯は、歯冠の一部が歯肉弁に覆われ、歯冠と歯肉との間に深い歯周ポケットが形成されやすい。その部位に食渣が滞留し、細菌が増殖することにより炎症性変化を起こす。症状としては智歯周囲粘膜の発赤、浮腫性腫脹、自発痛、圧痛があり、開口障害、嚥下痛、顎下リンパ節の腫脹と圧痛をともない、排膿がみられることもある。急性炎症時は局所洗浄し、抗菌薬の投与を行う。智歯を放置すると再発を繰り返すため、炎症が消退した後、智歯抜歯や歯周弁の切除を行う。10代後半から30代までが好発年齢であり、上顎より下顎に発症することが多い。