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交流分析

【読み】:こうりゅうぶんせき
【英語】:transactional analysis(TA)
【書籍】: The 悩める歯科衛生士 インスツルメンテーション&コミュニケーション編
【ページ】:97

キーワード解説:

1957年にアメリカの精神科医エリック・バーンが考案した自我と行動に関する理論体系であり、それを応用した心理療法。構造分析、交流パターン分析、ゲーム分析、脚本分析から成る。この中の「交流パターン分析」は、自分が相手とどのようなかかわり(コミュニケーション)の仕方をしているかに気づくための分析方法である。心のはたらきを親の心(P:parent)、大人の心(A:adult)、子どもの心(C:child)の3つに分け、相手と自分のコミュニケーションパターンを、1)スムーズな交流(相補的交流)、2)行き違いの交流(交叉的交流)、3)裏のある交流(裏面的交流)に分類するもの。歯科衛生士臨床にも応用することができ、どこで患者と行き違いがあったのか、あるいは患者のことばの裏にある影の声を聞き逃していたのかなどに気づくきっかけが得られる。