アンキローシス
- 【読み】
- あんきろーしす
- 【英語】
- ankylosis
- 【書籍】
- QDT Art & Practice 2010年3月号
- 【ページ】
- 54
キーワード解説
歯根膜が欠如あるいは断裂し、歯根と歯槽骨が直接骨性結合すること。原因は外傷、局所的な代謝異常、内分泌の異常などといわれる。打診音や動揺度検査、エックス線写真により診断され、エックス線写真においては歯槽硬線が認められない。乳歯にも永久歯にも生じ、とくに臼歯に生じやすい。乳歯に生じた場合は異所萌出や埋伏などを誘発し、不正咬合の原因となりやすい。また、永久歯の場合は矯正力に対して不動を示すため、治療上の障害となる。骨性癒着ともいう。