キーワード
キーワード解説:
おもに義歯床に用いられるアクリルレジンを研磨するために使用する研磨材。その粒子は粗く、研磨工程の中でも最初期に行う「荒研磨」に用いる(義歯床用レジンの研磨は、荒研磨・中研磨・仕上げ研磨・最終仕上げ研磨という工程で行い、先に進むほど、粒子が小さく、切削能力の低い研磨材を選択することになる)。使用する際は水と混ぜ合わせて泥状にしたものを研磨面に塗布し、荒研磨用ブラシで磨く。しかし、研磨泥は粘性が乏しいため、回転するブラシの風圧で吹き飛ばされてしまい、ブラシが直接研磨面に当たってしまうことも多かった。これを解消するため、粘性の高い製品や、ブライトローション(美須化学研究所)のような研磨泥に粘性を加える添加剤が発売されている。