キーワード
キーワード解説:
ヘーベルの3つの作用の1つで、ヘーベルのもっとも効果的で重要な作用。車輪と車軸に加わる力関係と同様に、ヘーベルの軸を中心に回転させるとヘーベルの把柄部(グリップ部分)の径と先端部の径の大きさの違いから、把柄部に加えた力よりもずっと大きな力が先端部に生じるため効果的に歯を動揺させることができる。この作用を利用してヘーベルの軸を中心に回転させ、両端のエッジ(ヘーベルの刃部の両脇)をきかせて歯根をゆするようにして歯根膜腔を拡げる。広がったらヘーベルの先端を歯根側に進めて、同じ動きで歯の動揺を徐々に大きくする。