refurbishment
- 【読み】
- りふぁーびっしゅめんと
- 【英語】
- refurbishment
- 【書籍】
- 別冊 YEAR BOOK 2011 日常臨床で必ず使えるコンポジットレジン修復の一手
- 【ページ】
- 38
キーワード解説
リコール時には修復物の診査にとどまらず、修復物の表面性状に応じて積極的に研磨して、管理することが、修復物を長期的に機能させるために重要である。欧米ではこのメインテナンス時の修復物の再研磨を「refurbishment」といって積極的に進める傾向にある。とくにコンポジットレジン修復物のマージンは、修復材料(コンポジットレジン)と接着材、歯質(エナメル質または象牙質)とから構成され、レジン‐象牙質の接着界面では樹脂含浸層、super dentinなども含まれる。う蝕発生のメカニズムは、細菌付着によって開始されるため、マージン部を構成する表面への細菌付着性は、カリエスリスクの重要なファクターである。これまでのバイオフィルムの付着に関する一連の研究から、コンポジットレジンの表面粗さが増大すると、細菌の付着量が増加することが明らかとなっている。つまりコンポジットレジンは、適切な研磨を行い、細菌が付着しにくい環境の整備が重要である。