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超音波装置による切断面

【読み】:ちょうおんぱそうちによるせつだんめん
【英語】:cutting surface of ultrasonic cutting machine
【書籍】: 負担の少ない インプラント治療/オーラルサージェリーのための 超音波装置バリオサージ
【ページ】:20

キーワード解説:

超音波装置は用途に応じてチップに表面処理が施されている。たとえば、チタン加工のチップの場合、耐磨耗性の効果から骨切削の切れ味が向上し、骨の繊維質をきれいに切断することができる。その一例として超音波装置とトレフィンバーそれぞれの器具で腸骨を切断したときの骨組織の様子をあげる。走査型電子顕微鏡(倍率×100)で観察した結果、前者で切削した骨表面は周期的な溝が形成されて一定なのに対して、後者では溝の深さは不均一で、かつ表面性状は粗く微小骨折が確認できた。倍率を10,000倍に拡大しても同様の結果が得られた。この事実は超音波装置が術後回復に優れ、患者にとって負担を軽減する切削器であることを表している。