キーワード解説：

TMD治療の根幹をなす治療法で、すべての患者に対して行う。理学療法とほぼ同義語で、温めたりマッサージしたり、動かす練習をすることで筋や関節の正常な機能を回復させる方法である。超音波療法やトリガーポイントへの注射などは医師や理学療法士によって行われるが、開口訓練や温湿布などは患者が自分で行うことができるものであるため、ホームケアやセルフケアとして毎日家庭で行うことで、いっそうの効果を期待することができる。また積極的な治療のほかに、顎を安静にし大開口を避け、軟らかい食事を摂るなどの生活指導も重要な要素の１つである。スプリント療法も物理医学療法に含まれる。