キーワード解説：

Sclarは、結合組織移植の受容側のデザインとして、垂直減張切開を用いて部分層弁を形成し、その弁を挙上するオープンテクニックと、パウチやエンベロープフラップのように垂直減張切開を避けて部分層に切開を加えるクローズドテクニックの２つに分けることを提唱している。クローズドテクニックは、手術部位への血流を確実に供給し、より審美的な結果をもたらす可能性が高いとされている。「ブラインドテクニック」とも呼ばれ、オープンテクニックと比較して、技術度は増すと考えられているが、手術侵襲は少なく、治癒が早い。