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RDC/TMD

【読み】:あーるでぃーしーてぃーえむでぃー
【英語】:research diagnostic criteria for temporomandibular disorders
【書籍】: 別冊 TMD YEAR BOOK 2011 アゴの痛みに対処する
【ページ】:140

キーワード解説:

RDC/TMD(Research Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders)は、1992年にDworkinとLeRescheがとりまとめて、Journal of Craniomandibular Disordersに報告したTMDの診断基準。TMDを対象とした臨床研究の成果を英文の学術雑誌に投稿する際には、この基準を用いるのが一般的で、医学領域でもっとも頻繁に用いられている。RDC/TMDは、病歴に関する質問票(31項目)と検査票(10項目)を用い、その結果からフローチャートとスコア表を用いて局所的要因、心理・身体的要因の2軸診断を行うものである。それぞれの項目はさらに細分化されており、アルゴリズムに従って診断を行うことで、理論上は術者によらず一定の診断に辿り着くようになっている。RDC/TMDの欠点は、手順がやや煩雑で検査に時間を要することであったが、近年、改訂簡略版のDC/TMD(Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders)が作成され、まもなく米国歯科医師会雑誌(JADA)に掲載される予定(2011年3月現在)。