キーワード
キーワード解説:
Summersにより提唱されたオステオトームテクニックの手法の一つ。オステオトームのみでインプラント窩を形成し、オステオトームで圧縮した骨を洞内に押し上げ垂直的に上顎洞粘膜を挙上する方法で、他の移植材料は使用しない。手順としては、最初に径の小さいオステオトーム(通常はφ2mm)を用いて歯槽頂から垂直にインプラント窩を形成していき、洞底1mmの距離を残す位置でオステオトームを止める。次いで径の大きいオステオトームにより同様の操作を繰り返す。そして、最終オステオトームによりインプラント窩底部に圧縮堆積された骨片を押し上げ、上顎洞底骨を若木骨折させる。本法では、オステオトームを直接洞粘膜に触れないようにすることが注意点である。