キーワード
キーワード解説:
金属の鋳造と同様に、作業用模型にてワックスアップしたものを埋没し、ロストワックス法で製作された鋳型に金属ではなく、工業的に製作されたセラミックブロック材を900~1,070度で軟化し、鋳型にプレス形成を行い、歯冠形態を製作するために用いる材料。このプレスセラミックスは基本的には単体のマテリアルで製作され、代表的な材料としての二ケイ酸リチウムは360~400MPaの強度をもち、インレー、ラミネート、クラウンなどに対応できる。プレス修了後は、ステイン法または、専用陶材によるレアリング法にて最終形態および色調を付与することができる。適応範囲の広さと、操作の簡易性で近年、広く臨床応用をされてきている。