キーワード
キーワード解説:
SRPでは、直接見ることのできない歯根形態や歯石の存在・位置の予測を行うためにさまざまな資料を活用する。そのうちエックス線写真については、「パノラマエックス線写真よりも詳細な情報を得られるデンタルエックス線写真を利用する」「特に歯石沈着、骨吸収、根分岐部病変の有無、根近接、歯根の解剖学的状態をデンタルエックス線写真から読み取る」「規格化され、理想の条件(被写体像がすべてフィルムの中に収まっている、被写体の両隣在歯が完全に写っている、被写体像が変形なく縦横同比率である、咬合平面または切端ラインがフィルム縁とできるだけ並行である、被写体を形作るそれぞれの線が鮮明かつ明瞭である)をすべて兼ね備えたエックス線写真を使う」といった点に留意する必要がある。他に、プロービングチャートや口腔内写真、視診、触診などの複数の診査方法を総合して治療を行うことが求められる。