キーワード
キーワード解説:
下歯槽神経損傷は局所麻酔、インプラントの埋入窩形成と埋入、歯内療法、智歯抜歯の際などに生じうる。患者には知覚障害や疼痛として認識される。損傷が疑われるときには状態をすみやかに把握し、原因の除去や薬物療法を行う。
厳格な患者選択、治療計画、術式の選択などを行うことで、下歯槽神経損傷は回避できると考えられる。また、損傷によって患者の日常的な動作が大きく制限されうるため、リスク評価に基づいたインフォームドコンセントと、損傷が起きた後の適切なマネージメントがきわめて重要である。