キーワード
キーワード解説:
シェードテイキングでは、色調をみると同時に、形態を観察することも重要である。なぜなら、色調があっていたとしても、形態が適切でない場合、光の反射により形態が不自然な部位がわかりやすくなるからである。歯の形態の特徴は、主に、唇側面と隣接面の隅角(=ラインアングル)、切端部、表面性状に現れる。
ラインアングル部はもっともその歯の形態を特徴づける。歯の形態を表す表現として、スクエア型、オーボイド型、三角型などと表現されるが、これらはラインアングルの形態により決まる。そのため、隣接面を含む修復を行う場合は、このラインアングル部の形態をしっかりと出すことが重要となる。