キーワード解説：

ジャンピングマージンとは、歯冠修復時の支台歯形成において、鋭利な歯質が残った状態のフィニッシュライン部の形態をいう。削り残した歯質がフィニッシュラインからみて、歯冠側に急激に盛り上がっている（ジャンプしている）ことから名づけられた用語だと考えられる。もはや日常的となっているCAD/CAMを用いた補綴物のフレーム製作では、ジャンピングマージンを呈したフィニッシュラインはとくに禁忌とされている。なお、本語は米国のGPTや日本の補綴用語集などにはない、いわゆる俗語である。