キーワード
キーワード解説:
コバルトクロム合金をはじめとしたノンプレシャスメタルの酸化膜をコントロールするプライマーで、ヘレウス クルツァー ジャパンが販売している。コバルトクロム合金を焼成すると、メタル表面に緑がかった酸化膜が生成される。この酸化膜は焼成回数が増えるほど厚みが増し、色が濃くなっていく。そして陶材焼成中に陶材に溶け込み、熱膨張係数を高くすることで金属から陶材を剥離する作用を引き起こす。コバルトクロム合金に陶材を築盛する際には、この酸化膜のコントロールが非常に重要になる。本プライマーを塗布することで、酸化膜の生成を抑制し、その後の再加熱で生成される余剰の酸化物も溶解吸収することができる。