キーワード
キーワード解説:
歯内療法における根管形成の戦略。まず、例外もあるが歯根長を約9~15mmと考え、この歯根を3つのパートに分けるとそれぞれのパートは3~5mm。歯冠側1/3をコロナルサード、中央1/3をミドルサード、根尖側1/3をアピカルサードと呼んで区別する。そして形成戦略はこのコロナルサードを念頭においていわゆるアクセスプレパレーションを行い、さらにミドルサードを含めた歯冠側2/3まで拡大することから始める。拡大方向をコントロールして、根尖部へのストレートラインアクセスを得ること。マルチテーパーを有するNi-Ti製ファイルで行うのが安全で効率的。