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咬合支持指数

【読み】
こうごうしじしすう
【英語】
occlusal support index
【書籍】
見る目が変わる! 「欠損歯列」の読み方、「欠損補綴」の設計
【ページ】
12

キーワード解説

咬合支持が良好な状態にあるか否か、また、臼歯の位置と臼歯の咬合面形態の良否が、咬頭嵌合位が安定するかどうかの大きな分かれ道になる。臨床現場では咬合支持の条件が悪く、存続できる歯の位置・咬合面形態が適正でなく、そのうえ残存歯に動揺がある場合の補綴設計は非常に難しい。だが今日では、インプラントを適正に活用すれば、以前よりも補綴設計が複雑でない。しかし、まずは咬合支持の状態を診査すること、すなわち、欠損歯列をしっかり診ることが重要である。欠損歯があっても良好なブリッジが存続できる状態であれば、この「咬合支持指数」を適用する。また、Kennedyの分類3級(中間欠損)のパーシャルデンチャーでも同じ扱いをする。ただし、遊離端欠損のパーシャルデンチャーであれば、残存歯の「咬合支持指数」の1/5の指数で評価する。