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摂食機能療法

【読み】:せっしょくきのうりょうほう
【英語】:dysphagia rehabilitation
【書籍】: 開業医のための 摂食・嚥下機能改善と装置の作り方 超入門
【ページ】:10,15,22

キーワード解説:

摂食・嚥下障害の患者に症状の改善・悪化防止のために行う医療行為全般を摂食・嚥下リハビリテーションというが、実際に患者に対して訓練・指導を行った場合の診療報酬項目が「摂食機能療法」である。診療報酬上では、発達遅滞、顎切除および舌切除の手術、脳血管疾患等による後遺症で摂食機能障害を有する患者に対し、診療計画書に基づき、医師または歯科医師、もしくはいずれかの指示のもとに言語聴覚士、看護師、准看護師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士が1回につき30分以上訓練指導を行った場合に算定できる(月4回を限度、治療開始日より3月以内では1日につき算定可)。内容は、アイスマッサージ、口腔の筋機能訓練など食物を使わない間接訓練、息こらえ嚥下や頸部回旋嚥下など食物を実際に飲み込む直接訓練が代表的であるが、嚥下時の体幹姿勢の調整・指導、手に麻痺がある患者への食器の工夫・調整・使用法指導も含まれる。