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形状記憶合金インプラント

【読み】:けいじょうきおくごうきんいんぷらんと
【英語】:implants made of a shape memory alloy
【書籍】: QDI 2014年4号
【ページ】:82

キーワード解説:

1985年頃よりわが国で臨床応用されていたブレードタイプインプラントの一種。Ni-Ti合金でできており、骨内埋入後に形状記憶効果によりブレード先端部とベント部がそれぞれ頬舌的に開脚する仕組みになっている。通常のブレードタイプインプラントに比べ垂直圧・側方圧に対する荷重負担が少ないため沈下現象のリスクが軽減される、骨面に接する面積が大きいため初期固定が得られやすい、といった利点があるとされ、かつては広く臨床応用されていた。一方、長期経過にともなう各種トラブルなどにより撤去を余儀なくされた場合は、その特殊な形状のため、超音波切削器具などの器具を用いて慎重に施術することが望まれる。