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LGTPとCLPの一致

【読み】:LGTPとCLPのいっち
【英語】:equality of LGTP and CLP
【書籍】: ザ・クリニカルデンティストリー
【ページ】:57

キーワード解説:

JIADSでは目標とする治療咬合として、顆頭安定位における咬頭嵌合位の確立(light guide tapping position: LGTPと、clenching position: CLPの一致)と、偏心運動時の臼歯部離開(前歯、犬歯誘導の確立)を目指して咬合再構成を行うことをとくに重要視する。
 CLPでは下顎の歪みや変位、歯の移動などが生じた結果の咬合接触となっており、CLPで均等な咬合接触を付与していても、LGTPではまだ不均等な咬合接触であることが多く、LGTP≠CLPの状態では、早期接触があることを意味する。したがって、「咬合紙を強く咬ませる咬合診査・調整」ではCLPでの咬合接触だけしか診査・調整することができないため、不十分な咬合状態のまま終了することになる。したがって、CLPにおいて、均等な咬合接触が得られたら、つぎにLGTPをとらせて早期接触部を調整し、すべての接触点でCLPとLGTPが重なるようにすることが非常に大切である。