キーワード
キーワード解説:
歯科矯正用アンカースクリューは、若年齢でも安定して使用でき、治癒期間をおけば成人と同等、またはそれ以上の安定性を得ることができる。
ただし、下記の点を守って適用すること。
(1)頬側歯槽部へのアンカースクリュー植立は第二小臼歯の萌出完了後でなければならない。
(2)アンカースクリュー植立後に即時荷重を行うと、歯槽骨が幼弱なためアンカースクリューの脱離が起こりやすくなる。20歳以下の患者には、アンカースクリュー植立後最低3か月の治癒期間を経てから牽引力をかけることとする。
(3)口蓋正中部に植立する際は、25歳以下の患者では口蓋正中縫合が癒合していないことがあるため、口蓋正中縫合から2mmほど側方に植立する。