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在宅歯科医療充足率

【読み】:ざいたくしかいりょうじゅうそくりつ
【英語】:sufficiency rate of home dental care
【書籍】: ザ・クインテッセンス 2014年10月号
【ページ】:86

キーワード解説:

すべての要介護者に何らかの歯科治療が必要だと想定し、現在の訪問診療(居宅+施設)実施件数を要介護者数で単純に除した数値(在宅歯科医療充足率)は、平成23年時点で5.8%、つまり1か月に最低1回、要介護者に在宅歯科医療を行うと想定した場合、現時点で5.8%の充足率となる。在宅歯科医療は計画的に実施しているため当然重複する患者も多く、実際にはもう少し低い数値と考えられる。この充足率は、平成20年以降急速に増加しており、この背景には歯科診療報酬上においても在宅療養支援歯科診療所の新設や、厚生労働省の予算事業として歯の健康力推進歯科医師等養成講習会の実施、在宅歯科医療機器への補助事業、在宅歯科医療連携室整備事業など、さまざまな施策が集中して実施されてきたことにも深く関連していると思われるが、まだその数値は低い・少ないと言わざるを得ず、今後の大きな課題である。