キーワード解説：

エボラ出血熱はエボラウイルスによる感染症で、エボラウイルスに感染した野生動物（チンパンジー、ゴリラ、オオコウモリ、サル、レイヨウ、ヤマアラシ等）の死体やその生肉に直接触れた人が感染することでエボラウイルスが持ち込まれていると考えられている。エボラ出血熱は主に患者の体液（血液、分泌物、吐物・排泄物など）に触れることにより感染する疾病で、医療従事者が感染するリスクが高いことが特徴である。咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではない。