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キーワード解説:
インプラントを用いて欠損補綴を行う場合、埋入位置が舌側に寄りすぎてしまうと補綴装置により舌房が狭小化し、患者が舌の違和感、痛み、引きつりなどを訴えることがある。そうした際の対応策としては、上部構造の頬舌側径の調整、歯冠形態の修正、舌側鋭縁部の調整などが挙げられる。しかしながら、舌の感覚は患者により異なるため、術者が修正を行い、舌側形態が「許容範囲である」と判断しても、症状が消褪せず、いわゆる不定愁訴となる場合もあるので十分な注意が必要である。