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トンネル型歯肉弁歯冠側移動術変法(MCAT)

【読み】
とんねるがたしにくべんしかんそくいどうじゅつへんぽう
【英語】
modified coronally advanced tunnel(MCAT)
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2017年1月号
【ページ】
169

キーワード解説

近年複数歯にわたる歯肉退縮に対する有効な外科的治療法として提唱されている手法。縦切開および歯間乳頭部を避けるため、創面の血液供給が維持されるうえ、歯肉弁の安定化が図られる。また、歯肉弁を歯冠側に移動するため、結合組織移植片の完全被覆が可能で移植片の生着率が向上することが期待できる。MCATは、上皮下結合組織移植片あるいは他の軟組織代替移植材料を組み合わせて用いる際に、 Millerの歯肉退縮分類クラス1、2、3に対して予知性の高い根面被覆結果が報告されている。