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薬剤性歯肉増殖症

【読み】
やくざいせいしにくぞうしょくしょう
【英語】
drug-induced gingival overgrowth
【書籍】
口の中がわかる ビジュアル 歯科口腔科学読本
【ページ】
179ページ

キーワード解説

 薬剤性歯肉増殖症は種々の薬剤によって引き起こされる。原因となるおもな薬剤には、てんかんの治療薬であるフェニトイン(長期内服患者の50%に発生し、若年者や口腔内の衛生状態が悪い者に好発する)、高血圧症や狭心症の治療薬であるカルシウム拮抗薬ニフェジピン(内服患者の15~20%に発生し、おもに前歯部歯肉乳頭に発生する。プラークコントロールが良好であれば歯肉増殖を抑制する)、免疫抑制剤であるシクロスポリンA(内服患者の25~30%に発生する)がある。