キーワード
キーワード解説:
上下顎前歯が垂直的に深く咬み込んでいる状態のことで、上顎前突の場合も下顎前突の場合もある。通常、上下の歯の重なりは1~2mmであるが、それ以上深く咬み込んでいる場合をいう。下顎前歯が上顎前歯の裏側の歯肉を噛んでしまう場合もある。上顎前突の過蓋咬合の子どもが成長発育期を迎える場合、下顎の前方への成長が上顎前歯に妨げられ、成長期を過ぎると下顎が小さすぎる骨格的な上顎前突になってしまう。そのため、下顎が正しく成長できるように、思春期成長前に過蓋咬合を治療しておくことが望まれる。