キーワード
キーワード解説:
抗菌光線力学療法。光感光性薬剤である色素に対し、光感受性物質を励起させる波長のレーザー光あるいはLEDを照射することにより、活性酸素が発生する。発生した活性酸素は強い酸化作用を示し、殺菌性を発揮する。光感受性物質であるメチレンブルー、トルイジンブルーでは660nmの波長、インドシアニングリーンでは805nmの波長の光を照射することで、活性酸素を発生する。これらの色素は容易にバイオフィルム内に浸透することから、バイオフィルムや細菌を破壊することが可能である。また、スケーラーなどが到達できない部位やレーザーを直接照射できない根分岐部などの部位においても適応できる可能性がある。現在、各種のa-PDT装置や光感受性物質の、歯周炎やインプラント周囲炎などの治療への応用が検討されている。