キーワード
キーワード解説:
1943年に合成されたアミド型局所麻酔薬で、組織に対する刺激作用が少なく、表面麻酔作用はコカインに匹敵する。浸潤・伝達麻酔ではプロカインの 2 倍で作用持続時間は60分である。基準最高用量は 200~300 mg、 肝臓で分解されるため連続使用すると血中濃度が高くなり、急性中毒を誘発する。なお、アドレナリンを注射液に添加すると、作用持続時間が90分、すなわち30分間延長し、基準最高用量は500mgまで増量となる。局所麻酔注射液では0.5%、1%、2%があり、歯科では最高濃度の2%溶液にアドレナリンを配合し、効果を確実にしている。他に表面麻酔剤としてビスカス(2%)、ゼリー(2%)、軟膏(4%)などがある。