キーワード
キーワード解説:
Tarnow、Chu、Saito、Sarnachiaroらは一連の報告のなかで、intactな抜歯窩に即時埋入を行うときに、唇側のギャップには吸収置換の遅い移植材を充填し、抜歯窩の開放部を暫間アバットメントもしくは即時プロビジョナルレストレーションで封鎖することが、歯槽堤の維持には有用であるとした。当然、歯槽堤の形態が維持されれば、インプラントは口蓋に埋入されているため、結果として唇側の歯肉の幅径も厚く維持され、術後の組織安定性も望める。彼らはこのテクニックを"prosthetic socket sealing"として紹介している。