Pell-Gregory 分類
- 【読み】
- ぺるぐれごりーぶんるい
- 【英語】
- Pell-Gregory classification
- 【書籍】
- 開業医のための口腔外科 重要12キーワード ベスト240論文
- 【ページ】
- 132
キーワード解説
Pell-Gregory 分類は、下顎埋伏智歯の水平的・垂直的位置を下顎骨、第二大臼歯を基準に規定した埋伏歯の分類である。第二大臼歯と下顎枝前縁とのスペースによる水平的位置によりClassI~IIIに、第二大臼歯の咬合面に対する埋伏智歯の垂直的位置によりPosition A~Cに分けられ、Class とPositionが上がるほど抜歯の難易度は高くなる。Class I:第二大臼歯遠心面から下顎枝前縁までの距離が、埋伏智歯歯冠近遠心幅径より大きい。Class II:第二大臼歯遠心面から下顎枝前縁までの距離が、埋伏智歯歯冠近遠心幅径より小さい。Class III:埋伏智歯の大部分が下顎枝に含まれる。Position A:埋伏智歯の最上点が第二大臼歯の咬合面と同じ、または上方に位置する。Position B:埋伏智歯の最上点が第二大臼歯の咬合面より下方で、第二大臼歯の歯頸部より上方に位置する。Position C:埋伏智歯の最上点が第二大臼歯の歯頸部より下方に位置する。