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Urbanのフラップデザインの分類

【読み】:あーばんのふらっぷでざいんのぶんるい
【英語】:Urban’s classification of flap designs
【書籍】: 開業医のための口腔外科 重要12キーワード ベスト240論文
【ページ】:144

キーワード解説:

 Urban IAらによる、上顎前歯部の垂直性骨欠損(VRA)に対する骨造成術時のフラップデザインの分類。前庭の深さと骨膜の状態によってTypeI~IVに分類される。Type I:deep vestibule and native periosteum(深い前庭と既存骨膜).適応:6mm までの垂直性骨欠損で、通常の口腔前庭の深さ、角化歯肉、健全な骨膜を有している。Type II:shallow vestibule and native periosteum(浅い前庭と既存骨膜).適応:骨膜に瘢痕形成を認めないが、口腔前庭が浅い症例。遊離歯肉移植術を行うことで、通常の深さの前庭を獲得しType I の術式を適応することもできる。Type III:deep vestibule and scarred periosteum(深い前庭と瘢痕化した骨膜).適応:口腔前庭の深さは保たれているが、過去の骨移植術などの手術歴が原因で、骨膜が瘢痕化した軽度~中等度の垂直性骨欠損を有する症例。Type IV:shallow vestibule and scarred periosteum(浅い前庭と瘢痕化した骨膜).適応:重篤な垂直性骨欠損か、過去に失敗した再生療法に起因する瘢痕化した骨膜を有する、軽度~中等度の垂直性骨欠損症例。