キーワード
キーワード解説:
歯肉縁上/縁下プラークを1つの生態系と捉えて口腔疾患の原因を理解する考え方。今までの生態学的プラーク説では、概念としては理解できるものの、細菌がどのような機能を発揮し、環境の影響を受け、さらに環境を変形しながらう蝕や歯周病を発症・進行していくのかについては、十分に言及されていなかったが、う蝕のプロセスに関しては、髙橋信博らによって研究成果に基づいてより詳細に説明された「拡大版:生態学的う蝕病因説(extended ecological caries hypothesis)」として提唱されている。