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抗菌(的)光線力学療法

【読み】:こうきん(てき)こうせんりきがくりょうほう
【英語】:antimicrobial photodynamic therapy(aPDT)
【書籍】: 臨床にあった歯科用レーザー活用法
【ページ】:74

キーワード解説:

 光と色素(光感受性薬剤)の併用による光化学反応を利用し、局所で活性酸素種を発生させることによる殺菌効果を応用した療法。歯周炎、インプラント周囲炎、歯内療法などにおける新しい効果的な治療手段として注目を集めている。現在、半導体レーザーやLEDを光源とする赤色光と、トルイジンブルーやメチレンブルーなどの青色色素の組み合わせが主に用いられており、Periowave™、HELBO™、FotoSan®などのシステムが利用できる。これらのシステムは、具体的には歯周ポケット内の感染除去の目的で、機械的治療と併用され、根面のスケーリング・ルートプレーニングの後にポケット内を薬液で満たし、細いプローブを挿入して光照射を行い、活性酸素種の発生により歯周ポケット内の殺菌を行う術式である。