キーワード
キーワード解説:
セミクリティカルに適応する器具は、消毒後に消毒薬を洗浄しなければならないことから、近年ではウォッシャーディスインフェクター(WD)を使用する医療機関が増えている。ウォッシャーディスインフェクターとは、高温の水流で一定時間器具を洗浄する機械で、B型肝炎ウイルスを不活化できるAo値3,000を超える機種もあり、中水準レベル以上の消毒効果を期待できる。ただし、ウォッシャーディスインフェクターは、処理したい器具に熱水が適切にかかることが必須であるため、庫内での器具の配置・重なりなどに注意する。また、器具に付着した固形物(セメント、レジンなど)を除去したうえで、ウォッシャーディスインフェクター処理をする。