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改良型舌側フラップ伸展法

【読み】:かいりょうがたぜっそくふらっぷしんてんほう
【英語】:the modified lingual flap advancement
【書籍】: 垂直的および水平的歯槽堤増大術
【ページ】:42

キーワード解説:

 歯槽堤増大術の際に増大した歯槽堤部を覆う軟組織を確保するために、解剖学的指標を保護しながら舌側フラップを十分に伸展させる方法。舌側を3つの領域に分け(ゾーン1~3)、領域別のアプローチをとる。ゾーン3においてフラップを十分に伸展させることがとくに重要とされる。
ゾーン1:レトロモラーパッド部のトンネリングおよび挙上。鈍的な取り扱いを行う。
ゾーン2:大臼歯部の顎舌骨筋「高位」付着部。顎舌骨筋から軟組織を鈍的に分離させる。
ゾーン3:小臼歯部の顎舌骨筋「低位」付着部。両端がホッケースティック状の骨膜切開を行う。切開後、骨膜剥離子を歯冠側に押すようにして用いる。