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非均一型白板症

【読み】
ひきんいつがたはくばんしょう
【英語】
non-homogeneous leukoplakia
【書籍】
新版 チェアサイド・介護で役立つ 口腔粘膜疾患アトラス
【ページ】
29

キーワード解説

 白板症は、「他のいかなる疾患としても特徴づけられない著明な白色の口腔粘膜の病変」と定義されており、そのうち、一様に平坦で薄く表層の角質に浅い亀裂を認めるものを「均一型白板症」、平坦で均一な白色ではなく、色や形状が不均一なものを「非均一型白板症」と分類されている。非均一型白板症には、赤白混在の斑紋型、疣贅型(いぼ状)、結節型があり、均一型白板症に比較して悪性化の危険度が高い。病理組織学的には上皮性異形成の程度が問題となるが、非均一型白板症は上皮性異形成が高度なものが多いため、がんを念頭において対処する必要がある。