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3Dレプリカの自家歯牙移植への応用

【読み】:すりーでぃれぷりかのじかしがいしょくへのおうよう
【英語】:application of 3D replica to autotransplantation
【書籍】: ザ・クインテッセンス 2018年 11月号
【ページ】:82

キーワード解説:

 3Dレプリカとは、複製したい対象物を3Dデータ化し、3Dプリンターで出力することをいう。歯科における3Dレプリカ活用例として、自家歯牙移植への関心が近年ヨーロッパを中心に高まりつつある。その背景には、歯牙移植における創傷の治癒の解明とCBCTを含めた三次元分析の応用の日常化が挙げられる。自家歯牙移植を成功させる条件の1つとして、ドナー歯(移植歯)が抜歯窩外(口腔外)にある、つまり血流が途絶えた状態の時間をいかに短くするかを挙げることができる。また、移植床を形成する際、移植歯を何度も試適する間に歯根膜へダメージが加わることから、レプリカを利用することで歯根膜へのダメージを軽減できることも大きな利点といえる。